国際ロータリー 第2740地区  第8グループ 諫早市内5クラブがあり、諫早西RCの他、諫早RC、諫早北RC、諫早多良見RC、諫早南RCがあります。

テーマ「お土産は、やっぱり○○だよね?」

a:336 t:1 y:0

テーマ「お土産は、やっぱり○○だよね?」

 3月は2週続けて、「人たらし」というテーマで、「人たらし」の言葉の使い回しや、素早い行動パターンについてお話しましたが、今日は、より具体的に「お土産は、やっぱり○○だよね?」というテーマで話してみたいと思います。

お土産上手
 世の中には、お土産上手とお土産下手との2種類の人がいます。つまり、人が貰って嬉しいなぁと思うようなお土産を用意できる人と、こんな物を貰ってもなぁという気分にさせる人とに、大きく分かれるという事です。
 そういう根本的な違いがどうして生じるのか、皆さんは考えた事がありますか?それは、モノを贈っているのか、心を贈っているのかの違いなのです。

「初めまして、つまらない物ですが!」こんな風に新しい関係が始まることは珍しくありません。最近では、お土産を一切受け取らない会社もあり、以前ほどコミニュケーションツールとしてお土産の価値は高くないかもしれませんが、依然として、お土産はやはり人と人をつなぐ、大事な潤滑剤です。

お土産は不便な場所で買う
 「人たらし」は、お土産で人を喜ばせるのがうまい、つまりお土産上手です。お土産上手は、相手の好みや趣味をさりげなく事前に調査して、生ものでない限り、必ず前日に用意しておきます。多少不便な場所にあっても、いや不便な場所にあるからこそ、わざわざ買に行ったりします。
 
 駅にはキオスクがありますし、近頃では土産物も充実して、駅で買う事が出来る様になりました。だから、駅で買えばいい、そう思う人が多いかもしれません。
 しかし、お土産上手は、駅の売店は緊急時の最終手段として取っておきます。例えば、駅で買わなければならない状況であっても、まずは改札口を出て、有名デパートや専門店で買うように努め、それが不可能な時にようやく駅の売店に頼るという手順を踏むのです。
 
お土産上手はちょつとワルイ奴
 なぜ、そんな面倒なことをするのか?それは、お土産はモノを贈るのではなく、心を贈り、心遣いを伝えるものだと心得ているからです。
 こうした繊細な心遣いが、すべて相手に伝わる訳ではありません。そんなことには一向構わず、お土産を受け取るや「ありがとう」と言って、ポイと部下に渡してしまう人も多くいます。
 しかし、一方では、その心遣いに気づき、「こいつ、なかなかやるなぁ」と評価する人も確実に存在します。だから手を抜かないのです。

 人は理屈だけでは生きていません。嬉しい気分になると、ついそういう気持ちにしてくれた相手に対して好意的に動いてしまいます。だから、お土産上手はそういうところにつけこむ、ちょつとワルイ奴なのです。

 一方、とりあえずお土産を贈ればいい、モノを渡せばいいと考えている人はどうでしょうか?実際にはそういう人が多いのですが、しかし駅の売店などで買ったものに、厳しい視線を送る人が確実にいることを考えると、やはり最終手段としてとっておくべきです。
 駅の売店では、わざわざ買に行ったという心遣いや、話題の品で、大変な行列ができている所を、わざわざ並んで買ったという手間をアピールできません。

受け取り上手
 実は、お土産には、受け取り上手と受け取り下手もあります。例えば、受け取り上手は、お土産をお渡しした途端、「これは嬉しいなぁ、よし、みんなで食べようよ!」という言葉が終わらない内に、包装紙を破って、中のお菓子を食べ始めます。お土産上手な人は、自分のお土産をすぐに食べてほしい、できれば褒めて欲しいという思いを抱いている場合が多いのです。受け取り上手な方のふるまいは、実はお菓子ではなく、お土産を贈った人の心待ちを受け取った下さった故のものであり、そこには、心の通い合いがあります。

 もし、たかがお土産なんだから、とりあえず渡せばいいと考えている人がいたら、そうではなく、心を、心遣いをやり取りするものだと肝に銘じて、お土産上手になって欲しいと思います。

 ちなみに、私は東京の友人から、虎屋の紙袋に入った、「虎屋の羊羹」をいただいた時は、大変うれしい気持ちになりました。

powered by Quick Homepage Maker 5.0
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional