国際ロータリー 第2740地区  第8グループ 諫早市内5クラブがあり、諫早西RCの他、諫早RC、諫早北RC、諫早多良見RC、諫早南RCがあります。

テーマ「女たらしは、手が早い?」

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テーマ「女たらしは、手が早い?」

 先週は、「女たらしは、人たらし」というテーマで、「人たらし」の言葉の使い方をお話しましたが、「できる人」である「人たらし」は、口先だけの人ではありません。では、「人たらし」が、一番気にかけていることは何でしょうか?
答えは「女たらしは、手がはやい」のです。今日は「女たらしは、手がはやい?」というテーマで話してみたいと思います。

 女たらしは、手がはやい。と同様に「人たらし」も手がはやいのです。よく言えば、直ちに動く、つまり「すぐやる」ことに他なりません。もう少し言うと、相手の予想以上に行動することで、相手に「もう?」と言わせる。これが「人たらし」の基本です。このとき相手がちょっと驚いている事がポイントです。

えっ、もう?
 「えっ、もうやってくれたの?」と相手が言うとき、そこには好意に満ちた驚きがあります。さらに、この人はやるなぁという思いも抱いています。このように、相手の気持ちを動かすことが、結局は自分の好感度を高める事になります。

 その反対は「まだ、終わんないの?」と言われてしまうことです。これは最悪の状況で、「人たらし」とっては、屈辱の言葉です。これを言われたら負けです。
だから、「人たらし」はこう言われないように、素早く行動します。万が一言われた場合は、徹底的に反省し、次は絶対に言われないように努めます。

とりあえず、宅急便? 
特に、素早い行動が効果を発揮するのが、相手に何かよくない事が起きた場合です。例えば、取引先の部長が入院したという知らせを聞いたら、まずお見舞いを持って駆けつけるべきです。明日の午後なら空いてるなぁ、などと悠長な事をやっていてはダメです。むしろ、相手に「今日は○○だったんじゃないのか?」と言わせたら、貴方の勝ちです。

 その部長が元気になった時に、「あの時、君が一番最初に来てくれたんだよなぁ」と貴方に対しの好感度が増しているなら、大成功です。お見舞いには、いち早く駆けつけ心を形にするという事が大切です。訃報が届いた際にも、とりあえずお通夜に駆け付ける、これが基本です。この素早さが「人たらし」の素早さです。
 また、火事や災害の一報が入ったら、直ちに救援物資を送るなど、素早い行動をとるべきです。手順を踏んで会議を開いて、などと悠長なことをしてはダメです。少なくても自分の権限の範囲で、できれば、この状況ならここまでは許されるだろうという限界を読み切って、できるだけのことを直ちに行うのです。

東日本大震災における、民主党政権のふがいなさに比べて、アメリカを始め諸外国の素早い行動は、被災地で大きく貢献しました。あの素早さこそ、「人たらし」の素早さです。

心は、かたち?
 「人たらし」は、自分の評価が上がるだろうという計算だけで行動しているのではありません。むしろ計算など全くせずに、ただ相手が困っている、自分も何としてでも役に立ちたいと思って行動している事の方が多いのです。彼らは、「心はかたち」に他ならない事をよく知っています。
思いはあったが、結局は何もしなかった=これは相手から見れば、全く思っていなかったのと同じです。だから、「人たらし」は素早く「かたち」にして、直ちに相手に伝えるのです。

好意を抱くのは人の性?
 人は理性も持っていますが、感情の動物でも有ります。好意を抱く人に対しては、この人の為に頑張ろうと思うのが人の性です。この人に言われたらやるしかないなぁと、進んで行動するものです。逆に、なんでこんな奴の為にと思っていれば、やる気も起こりません。

 「人たらし」は、その点を良く解っています。そして、直ちに動く事が習慣となっていますから、それをあらゆる時や場所で発揮して、多くの人の役にたちます。ただし、時と場所を間違えると、「女たらし」と誤解されるので注意してください。

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