国際ロータリー 第2740地区  第8グループ 諫早市内5クラブがあり、諫早西RCの他、諫早RC、諫早北RC、諫早多良見RC、諫早南RCがあります。

テーマ「意地悪な小悪魔の囁きって、魅力的?」

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テーマ「意地悪な小悪魔の囁きって、魅力的?」

 先週、先々週の会長の時間に、私たちの心の中には批判者(悪魔の囁き)が居て、私たちが何か新しい事をするとき、必ず自分の心の中の内なる批判者(悪魔の囁き)が邪魔をする事について、お話しましたが、今日は小悪魔との魅力的な付き合い方をお話してみたいと思います。

自分を客観的に見つめる!
 自分はもちろん一人なのですが、頭の中の自分も、本当に一人なのでしょうか?
 心の中に葛藤が生じた際に、天使と悪魔が対決するという構図がありますが、そもそも、葛藤が生じるということは、自分の内部は統一されていないという事なのです。しかし、上手に使うとビジネスに役立ちます。
 例えば、企画書や見積書を完璧で非の打ちどころないものと考えて、自信満々で出したのに、相手から様々な問題点を、いとも簡単に指摘されて意気消沈してしまった。などという経験があるのではありませんか?
 なぜこのような事になったかと言えば、自分で良いと思い込んでしまい、自分の企画書を否定的に捉える自分、冷静に客観的に見る自分が居なかったせいでもあるのです。
 これに対して、意地悪な小悪魔をうまく手なずけている人は、いつも自分を批判する自分(小悪魔)を頭の中に住まわせていますから、絶えずその小悪魔にチェックさせて、決して独りよがりになりません。そういう人は、普段から、自分で自分を批判しているから他人からの批判にも強いのです。
 
小悪魔は意地悪なクレーマー?
 そしてこのことは、クレーム処理の巧拙にも影響します。そもそも自分が「いい人」でクレームを付ける事など考えもしない場合、クレーム処理が困難になりがちです。
何故かと言えば、「そんなクレームなど予想もしなかった」と対応が遅れるからです。だいたいクレーマーと言われる人は、自分のクレームに対し相手が対応に困るのを見て一層喜んで、さらにクレームを加速させる人が多いのです。
 逆に、頭の中に「意地悪な小悪魔」がいる人は、クレームの解決がスムーズに行えます。つまり普段から、こんなクレームで困らせる事ができるな!とか、いちゃもんに近いクレームまで想定しているので、現実のクレームには、楽に対応できるのです。
 会社でクレーム部署を担当している人は、普段から部下に「もっと意地悪にならなきゃダメだよ」と指導しているそうです。
 
熱いハートとクールな頭脳
 このように、普段からもう一人の自分がいる人は、非常時の対応力も優秀です。怒っているようで、「怒り方を考えろよ」ともう一人の自分が制御します。
 逆に、そういう自分がいないと、トラブルに対してパニックを起こしたり、頭に血が上って見境がなくなるような事をおこします。これでは社会人失格です。
 普段から自分の事を、いつもどこかで冷静に見ている自分を想定することで、非常時の対応力もアップします。熱くなると何をやるかわからないという人は、キャラとしては魅力的でも、ビジネスにおいては失格になります。
あくまでも「熱いハートとクールな頭」を同時に持っていなければなりません。

 今までの話をまとめると
普段から、自分で自分を批判している人は、他人からの批判にも強い。
頭の中に、極端に「意地悪な」もう一人がいる人は、クレーム処理が上手い。
いつもどこかで冷静に見ている自分を想定する。
 ちなみに、夜の巷にいるミニスカートをはいた小悪魔の囁きに負けてしまう人も多いようです。私自身を含めて気を付けたいと思います。

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