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テーマ「領収書にまつわる都市伝説?」

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テーマ「領収書にまつわる都市伝説?」

 都市伝説って皆さんもいくつか知っていますよね。なんとなく本当らしく語られている噂話などの事です。何年か前には子どもたちの間に広がった「口裂け女」とか「トイレの花子さん」そして「人面犬」など他愛もないものがあります。まあ「人面犬」などは子どもたちにマジックで眉毛をイタズラ書きされた野良犬をたまに見かけることがあります。
 またテレビドラマ「都市伝説の女」では、美人刑事の長澤まさみが突飛な推理と珍妙な捜査で都市伝説にまつわる事件を解決する話でした。私的には事件の内容よりも主演の長澤まさみの綺麗な素足が気になるドラマでしたが、ドラマの「平将門の祟り」とか「徳川埋蔵金」等も都市伝説の一つです。
 先週話しました領収書や経費についても、これにまつわる噂話いわゆる都市伝説が数多くあるようです。今日はこれについて少しだけお話して見たいと思います。

本当は領収書は必要ではない
 領収書の取り扱い方法というのは、実は法的に明確に決まっているわけではありません。だから領収書にはいろいろな解釈が入り込み、さまざまな都市伝説が作られています。その最たるものが「領収書の必要性」です。
 「経費を計上する場合は領収書が必要」というのは、会社の経理処理の問題であって、税法では、「取引に使った帳票類は残さなければならない」となっていますが、「領収書を必ず残しなさい」とは書いていないのです。
 中小企業では、領収書がない取引なんていくらでもあります。ちょっと備品がない時に近所の店で買ったとか、領収書を貰い損ねたとかありますよね。領収書は「もしあるなら残しておきなさい、でも、ないからと言って経費として認めないわけではない」ということです。

領収書がなくても経費に計上する方法
 領収書というのは、「取引の記録」に過ぎないのです。だから、領収書が無ければ、取引の記録を自分で作ればいいのです。具体的には「支払日・支払金額・支払先・支払内容」の4点を記録すればよいのです。
 例えば、週に2~3回、電車で近郊の取引先を訪問している場合、電車賃の領収書がもらえない場合が多いですね。こういう場合も、正確な金額がわからないなら、概算でだします。週に2~3回なら、週に2・5回として年間の回数を出して、切符代を掛ければ、概算の費用が算出できます。領収書の代わりに計算式を残しておけば、税務署が文句いうことはありません。

折り込みチラシの裏側でも領収書は領収書
 領収書にまつわる都市伝説の中で、最も多いのは「領収書の形態」です。ほとんどの方は、領収書というのは、「発行先の印鑑が押してなければならない」とか「2枚複写になっていなければならない」と思っているようです。
 しかし、領収書というのは「取引を証明するもの」の一つにすぎません。だから決まった形態などはないのです。印鑑が押してなければ、領収書として無効などの規則もありません。極端な話、新聞の折り込みチラシの裏に「何万円もらいました」と書いただけであっても、立派な領収書なのです。
 また領収書のあて名も、実はどうでもいいのです。「領収書のあて名は、必ず会社名にしなければならない」と考えている方も多いようですが、あて名は、「上様」でも個人名でもいいし、あて名が書いてなくても構いません。税法では、あて名が「上様」ではダメだとは定めてありませんし、税務署から疑われることもありせん。反対にあて名が社名だからといって、正当な領収書だとも言えませんから、税務署はそういう部分には気に留めたりしていません。
 私的には、あて名は「上様」では恐れ多くて、「殿様」でお願いしています

レシートでも立派な領収書
 経理関係者の中に「レシートは領収書ではない」と言う方がおられます。レシートを貰っているのに、わざわざ領収書を貰う人もけっこういます。
 領収書は、取引の記録を証明する証拠の一つにすぎません。レシートは、日時と価格・取引内容・取引場所が記録されている立派な領収書です。逆にいうと、レシートはすべての記録が残っているので、申告をごまかそうという時には使えません。
 例えば、一人で食事に行って、それを交際費で落とそうと思っても、今のレシートには人数がしっかり記載されていますから、NGです。「人数が一人なのに、接待交際費はおかしい」となります。
 また会社の資料を購入したことにした本代も、書店のレシートには、買った本の内容がバーコードなどでしっかり明記されています。どこぞの政治家の事務所で、エロ本のレシートを経費で落としていたことが発覚して問題になりましたが、くれぐれも注意してください。

せこい偽造領収書のお話
 ニセの領収書を作るまでしなくても、領収書を書き換える人は結構います。例えば「1万円」の1を「9万円」にしたり「6万円」を「8万円」にしたり、ゼロを1つ増やして桁を上げたりします。ニセの領収書をつくる度胸までないけど、経費は膨らませたい、そういう人たちがこの数字の書き換えをします。税務署の調査官は、こういうことは知っていますから、数字のバランスがおかしいと思えば相手先に確認を取ったりします。そして、この書き換えという行為は、領収書の偽造したのと同様に、追徴課税が35%増しになる「重加算税」のペナルティーを取られます。
 では、スナックなどで「白紙の領収書」をくれる場合はどうでしょう。当然、数字は好きなように書き込んで良いわけです。つまりは「経費水増し」のし放題という事です。税務署もただ「この領収書おかしいな」と思っても、見逃すことが多いようです。額面が何十万、何百万ならともかく、せいぜい数万円では脱税できる額は数千円に過ぎません。まあ店の方も無茶苦茶な金額を書き込まない紳士にしか、白紙の領収書は渡さないようです。

''最後にクリスマスにまつわる伝説です"
 サンタクロースの由来は、キリスト教の教父・聖ニコラオス。ある日ニコラウスは、貧しさのために娘を嫁がせられず、身売りさせようとしている家の存在を知りました。
 可哀想に思ったニコラウスが真夜中にその家に向かい、煙突から金貨を投げ入れました。すると、暖炉に下げられていた靴下の中に金貨が入りました。
この金貨のお陰で、娘は身売りを避けられ、無事に嫁に行くことが出来ました。クリスマスに靴下の中にプレゼントを入れる風習も、これが由来とされています。

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