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テーマ「じぇじぇじぇ!の 法則 ?」

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テーマ「じぇじぇじぇ!の 法則 ?」

「じぇじぇじぇ!」はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で使われ、あっという間に全国に広がり、すっかり有名になった言葉です。番組の最初の頃は「じぇ!」と一つでしたが、「じぇじぇ!」と2つになり、3つになり、最後の頃には「じぇじぇじぇ~!」と連呼するようになり、大変インパクトのある言葉になりました。
 今年の暮の流行語大賞に、「いつやるか?今でしょう」と、テレビドラマ半沢直樹の「倍返し」「10倍返し」さらには「100倍返し」と、そして同じように「じぇじぇじぇ!」も流行語大賞にノミネートされるかもしれません。

 米国の広告賞OneShowDesignのゴールド賞を受賞した初の日本人コピーライター佐々木圭一氏は、「伝え方にはシンプルな技術があり、共通のルールがある」そして「感動的なコトバは、つくることができる」ことを発見した。と述べています。

 人生は、小さなものから大きなものまで、伝え方で変わります。しかも人生の節目になるような、重要なポイントになればなるほど、伝え方がダイレクトに結果に結びつきます。
 そもそも、伝え方というのは、学校で教えてもらったことはないし、参考書もありません。その一方で、明らかに伝え方がうまい人とへたな人がいるのは事実です。
 うまい人は、どこかで学んだわけでもなく、生きてきた環境や、長年の経験として身についたものです。それゆえ、伝え方は経験から身につくものであると考えるために、伝え方を「学べる」、「鍛えられる」という発想はほとんどありませんでした。

 しかし、伝え方には「ノー」を「イエス」に変える技術があり、感動的な「強い言葉」をつくる5つの技術があるとされています。

①サプライズ法、これは伝える言葉に、驚きワードをつける方法です。サプライズワードとは「びっくり、~」、「そうだ、~」、「ほら、~」、「実は、~」、「凄い、~」、「信じられない、~」、「あ、~」などの言葉です。
まず、伝えたい言葉をきめる、次にそれに適したサプライズワードをいれるだけです。皆さんがよく知っている言葉「そうだ、京都へ行こう。JR東海」は有名な言葉です。「小林製薬」という社名を「あ、小林製薬」とCMなどでおなじみです。サプライズワードは、自分が驚いた時ではなく、相手の心を動かしたいときに使います。

②ギャップ法、多くの人々を感動させた言葉があります。オバマ大統領が就任演説で、「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」との言葉は、人々を熱狂させました。大統領が言いたかったのは「これはあなたの勝利だ」と選挙で一緒に戦ってきた人々への称賛でした。でも彼は、あえて「あなた」の反対語の「私」という言葉をその前に使ってギャップを作り出していました。日本のドラマでも「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きてるんだ!」などギャップ法で作られています。

③赤裸々法は、あなたの言葉に、体温を感じさせ、詩人のような言葉をつくりだす方法です。例として「上を向いて歩こう、涙がこぼれないように」があります。
④クライマックス法は、寝ている人も目を覚ます、強烈なメッセージ技術です。例えば「ここだけの話ですが、~」と使います。

⑤リピート法は、相手の記憶にすりこみ、感情をのせる技術です。「さいた、さいた、チューリップのはなが~♪」、「桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけた~♪」などリピートで作られた童謡は、記憶に残るように歌詞が構成されています。「まいにち、まいにち、ぼくらはてっぱんの~♪」と繰り返すから、今の状況に飽き飽きしている感情を入れることができます。
リンカン大統領の演説の「人民の、人民による、人民のための政治」は、聞く人の記憶にすり込み、感情を揺さぶるリピート法ならではの演説でした。

そしてテーマの『じぇじぇじぇ!』はリピート法の原則そのものだったのです。ですから人々に記憶にすりこまれ、びっくりした感情をのせる言葉として使われるようになり、いまは流行語大賞をも狙う「言葉」になったのです。

数年前にもブレイクした、ゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるの奥さんをテーマにしたNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」も同じです。「ゲの女房」では、気の抜けたようです。鳥取県境港市にはゲゲゲの鬼太郎がいますので、秋の旅行でぜひ行って見てください。

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